ピルってなぁに?

ピルとは経口避妊薬のことです。コンドームは正しく使用した場合でも約3%の失敗率があり、より確実な避妊のためには、低用量ピルの服用がおすすめです。ピルは主に排卵をおさえて妊娠をふせぎます。
ピルに含まれる2つの女性ホルモン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが脳下垂体にはたらきかけて卵胞を成熟させるホルモンの分泌をおさえます。そのために卵胞は成長せず、排卵がおこらなくなるのです。

ピルには避妊のほかに、月経痛や子宮内膜症の症状改善、にきび治療、貧血予防、多毛、肌荒れの解消、卵巣ガン、子宮体ガンの発症率の低下などの副効用(=良い利点)があり、現在は服用者の6割が避妊以外の効果目的のユーザーといわれています。
また、試験や旅行にあたらないよう服用するピルなどもあり、様々な種類の中から患者様の用途、要望に応じた処方をさせていただきます。

当院でお取り扱いしているピル一覧

中用量ピル

  • プラノバール
  • ソフィアA

低用量ピル 一相性

  • オーソ21
  • マーベロン21・28

低用量ピル 三相性

  • シンフェーズT28
  • アンジュ21・28
  • トライデオール21・28
  • トリキュラー21・28

子宮内膜症対応;保険適応

  • ルナベル
  • ヤーズ

ピルの費用

当院ではより多くの女性が、ピルによって充実したQOL(クォリティー・オブ・ライフ)をおくっていただけるよう願っております。そのため、患者様に出来るだけご安心頂けるような費用・値段設定を心がけております。(税込2,000円〜)
また、指導料や自費のピルの再診料などは特に頂いておりません。
(但し、保険適用のピルであるルナベルLD、ヤーズは、初診料・再診料ともにいただいております。)

さらに低用量ピルに関しては、まとめて購入するとお得になるように価格設定をしております。
なお、提携病院の的野ウィメンズクリニック(白楽)とは価格設定が異なりますのでご注意ください。

中用量ピルの費用

一か月分:2,000円(税込)
まとめて購入しても同じ価格です。(月数×2,000円)

低用量ピルの費用(税込)

  • 1か月分:3,000円
  • 2か月分:5,500円
  • 3か月分:8,000円
  • 4か月分:10,000円
  • 5か月分:12,500円
  • 6か月分:15,000円

ピルの服用方法

ピルは1日1回1錠を、毎日ほぼ同じ時間に飲むことで避妊できます。
ですから飲み忘れを防ぐことが、なにより大切。飲み初めから、あなたなりの工夫で毎日飲むようにすると、3カ月くらいで身体も慣れて、習慣化できます。

飲み忘れないために、

  • 朝起きたらすぐ飲む
  • 寝る前に飲む
  • 食後に飲む
  • 目につく所に置く
  • 携帯電話のアラームを鳴らす

などをおすすめいたします。

それでも飲み忘れてしまったら!

飲み忘れが1日であれば、気づいたとき、すぐに飲んで、その日の錠剤もいつも通りに飲みます。
2日以上飲み忘れた場合は、気づいた時点で当日分の1錠を服用し当日の錠剤も通常の服用時間に服用してください。

ピルを飲んでいて不妊にならない?

ピルを飲んだからといって不妊になることはありません。ピルを飲み続けている間に、ピルの成分が体内に蓄積するということはありません。海外の調査からも、ピルを飲んだいた人が、飲んでいない人と比較して不妊が増えたり、赤ちゃんの先天異常が増えたりすることはないという報告がされています。
ピルは、服用を中止してから、通常3~4カ月までに月経が回復します。
ピル中止後にすぐに妊娠した場合でも、赤ちゃんへの影響はありません。

避妊以外にもメリットがあるの?

ピルには避妊のほかにも、女性のカラダに良い利点(副効用)があることが知られています。
毎日の月経にツライ思いをしていた人では、月経痛や貧血から解放され、日常生活の変化を実感することもあるようです。
ピルには、具体的に以下のようなメリット(副効用)があります。

  • 月経周期が正しくなる
  • 月経困難症(月経痛など)が改善される
  • 月経量が少なくなる
  • ニキビが改善される

副作用があるのでは?

ピル=副作用というイメージをもっていませんか?もしあなたがそう感じているとしたら、それはホルモン量の多かったピルが誕生した1960年代の頃のことです。
最近のピルは当時の数分の1とホルモン量が少ないので、副作用を抑え、太ったりすることもありません。

また、かつては、ピルを服用している女性が乳癌になる可能性は、服用したことのない女性に比べてやや高くなる(10万人あたり34人といわれる発症の割合が42人に増加)との報告がありましたが、最近の報告では乳癌の発症率はピル服用の有無で差がないという結果が報告されています。

また、子宮がんは大きく分けて子宮体がん(子宮の内部にできるがん)と子宮頸がん(子宮の入り口にできるがん)があります。WHO(世界保健機構)はピル服用は子宮体がんになる可能性を減少させるが、子宮頸がんとの関連性は明らかでないと報告しています。
がんは近年、増加傾向にあり、ことに乳癌が増加しています。乳癌や子宮頸がんは検診により早期発見が可能です。ピルの服用に関わらず、定期的に健診を受けましょう。

ピルのマイナートラブル

ピルをのみはじめてから起こる主な副作用は、マイナートラブルといわれ、服用開始してから3カ月以内に大部分が収まります。まずは、3カ月、継続してみましょう!!それでも治らない場合には、ピルの種類を変えてみるなどの方法もありますので、医師までご相談下さい。

おもなマイナートラブルとしては、、、

  • 吐き気
  • 胸がはる
  • 頭痛
  • 下腹部痛

このような症状が見られたら!

ただし、ピルを服用している女性では、血栓症、心筋梗塞、脳卒中になるリスクが少し高くなることが報告されています。「まえぶれ」となる以下の症状が見られたら、服用を中止して診察を受けて下さい。
また、診療時間外は、ピルと一緒にお渡ししている製薬会社の「患者携帯カード」の連絡先への問い合わせも可能です。

  • ふくらはぎの痛み、むくみ
  • 手足のしびれ
  • 突然の息切れ
  • 激しい頭痛、めまい
  • 失神、言語障害

pill